堀尚一先生のご逝去を悼み、謹んでお悔やみ申しあげます

金沢大学物理学同窓会会長
安達 正明

堀尚一先生は9月14日に94才で天寿を全うされました.18日の10時から予定されていたご葬儀には安達は所用で出席できないので17日午後7時からのお通夜に参列しました(金沢メモリアルホール).

読経とご住職のお話のあと,堀先生のご長男の堀直樹様からご挨拶がありました.先生は富山県高岡市のお生まれで飛び級で東大へ進み流体工学を学んだ後,京都大学で湯川先生や朝永先生の近くで軍事技術と関係しない素粒子を研究され,その後に金沢大学へ移られたとのこと.そして長年のまた多くの理論物理の研究等に対して平成12年11月3日に天皇陛下より勲二等瑞宝章を授与されたとお話されました.

安達は学部3年か4年の時に相対論的量子力学に関係する授業を先生から受けたと記憶しています.テニスの練習にも一度加えて貰った記憶があります.ご存じの方も多いと思いますが,先生は研究に加えてテニスも深く愛好されていました.1987年の退職後も金沢大学の黒門テニスクラブの各種イベントにはずっと参加されていたようで,列席されていたテニス関係者はつい2,3年前の忘年会までにも参加されてたと言っていました.そう言えば2015年の物理学同窓会総会に来賓としておいでいただきました折りには,テニスの試合でかなり無理をしたために膝を痛めてしまったと少し前までテニスをされていた感じでお話しをされました.

お通夜には,金沢大学の物理系から現役の青木先生,末松先生,退職された先生としては樋渡元物理学同窓会会長,そして2年少し前に安達と同時に定年退職になった鎌田先生,藤下先生,そして問谷さんその他の方々のお顔を拝見しました.18日のご葬儀に参列した同窓会役員の岡本先生からは,上記の方々に加えて元物理学同窓会役員の大橋先生,退職された直江先生や理工研究域の大橋政司先生などのお顔も拝見しましたとの連絡がありました.本当に長い間,多くの卒業生のご指導をありがとうございました.ここに謹んで心からご冥福をお祈りいたします.

堀尚一先生が亡くなられたとの御連絡を受けました

理論の研究室の末松先生からご連絡がありました.

ご葬儀について情報は以下の通りです。

お通夜 9月17日(月) 19時から
ご葬儀 9月18日(火) 10時から

場所 金沢市旭町 メモリアルホール アネックス 076-223-1311

取り急ぎよろしくお願いいたします.